Constant dropping

PM(プロジェクトマネージャー)の日々

月日は流れ

新卒で入社し、約2年半の月日が流れました。少しだけ、1つの区切りを、自分の社会人生活の序章を振り返りたくなりました。

 

時代の流れもあり、陰鬱とした気持ちで過ごした1年目。友人にも会えず、新たな人間関係を、こんな時代と自分のコミュニケーション能力で作ることもできず、今振り返るとただ漫然と毎日を消化していく毎日でした。

 

いよいよ実践に投げ出された2年目。本当にしんどかった。毎日毎日精神をすり減らしながら、お酒を飲んで思考を麻痺させながら、必死に明日に向かっている状態でした。上司ともうまくいかず、その愚痴を言う相手もいない。ただ、たまっていく預金通帳の残高を見ながら、不必要な消費を繰り返し、一時的に自分の欲を満たすようなことばかりしていました。

 

それでもやぶれかぶれで進み続けた進み続けた結果、明るい兆しが見え始めたの3年目。気が付かぬうちに自分はほんの少しだけ、成長していたのでした。仕事でピンチが来ても、なんとか周りを頼りながら乗り越える力、同僚と仕事以外のコミュニケーションをとる力、毎日が楽しくなるように行動する力。どれも持っている人からすれば当たり前の力ですが、それを持っていないかった自分からすると、これらは人生を大きく好転させてくれたのでした。

 

今年の春は、果物狩りに行きました。

今年の夏は、沖縄に行きました。

今年の秋は、紅葉を見に行きました。

 

そして、ここまで楽しいことをできるようになった裏にはある職場の友人の存在がありました。沈み切った暮らしをしていた自分に手を差し伸べてくれ、あちこちに行くのに誘ってくれました。次第に僕はどんどん明るくなっていき、仕事も相変わらず忙しくしんどいながらも、少しずつ結果残せるようになっていきました。

 

そしてこの冬。僕はその職場の友人と結婚することになりました。優秀な同僚であり、楽しい友人であり、そして大事にしたい相手でもあった、僕にとって欠かすことのできない人物です。

 

毎日を必死に過ごしてきたところを見てもらえたから、なんて美談は全くありません

。ただのラッキーでしかないような偶然でした。考えれば、「あの行動がよかった」というのもあるのかもしれないですが、やはり僕はラッキー以外の何物でもないと思います。

 

成功体験だ、美談だ、なんて勘違いせずに、日々そのラッキーに感謝しながら、おごることなく生きていきたいな、と思っている毎日です。

 

いろいろな面で、自分の環境の変化が起こり始めている最近。序章がおわり、第2章が始まるんだなあ、と感じつつあるのでした。