12年ぶりにディズニーに行った話
先週、12年ぶりにディズニーリゾートに行きました。
前回に行ったのは15歳のときでした。当時、初めてディズニーにいった僕にとって、そこは正真正銘の夢の国でした。
細部まで作り込まれたストーリーと見るものすべてがディズニーの世界に圧倒された記憶がありました。
27歳になった僕が感じたのは、そこはやっぱり夢の国でありながら、あのときとは違ったものでした。
社会に揉まれていった僕が思ったのは、夢の国を夢の国たらしめているのは、決してディズニーリゾートそのものではなく、自分の感性なんだなということでした。
12年前、初めて行ったときのような無意識の喜びや感動はありませんでした。しかし、あのときとは違った、自分の中の感性が目の前の景色を輝かせてくれていました。
端的に言えば、感動に受動的であるか能動的であるか、の違いです。
ピュアに感動できる心は、残念ながら徐々に失われっている気がします。一方で、目の前にある景色を、深く理解する感性、情緒みたいなものは磨かれていっていると感じました。
15歳の僕は、スリルを感じられるものがすべて。それ以外のアトラクションにはあまり楽しみを感じられていませんでした。
27歳の僕は、まったりしたアトラクションのひとつひとつのストーリーをしっかりと楽しめる大人になっていました。
そんな自分の感性の成熟を嬉しく思うとともに、どんな年代の人も惹きつける魅力を持つディズニーリゾートは、やっぱり夢の国なんだ、と改めて思ったのでした。