京都の名店イノダコーヒを読む
京都の珈琲の名店、イノダコーヒ
その三条店で店長を務めたイノダさんの本を読みました。
名店の看板を背負いながら、360度お客さんに囲まれる円卓の中で、いかにしてコーヒーを提供してきたかを学ぶことができます。
イノダコーヒが京都で名店になったのは、京都で一番先にコーヒーを提供したからではなく、戦後の時期に本格コーヒーを提供することができたからで、「人のやらへんときに新しいことをやる」という創業者の思いがあったようです。
このあたりがなんとも京都らしいなあ、と。
他にも、まず自分からお客さんを好きになる、という接客のマインドから名物アラビアの真珠の逸話まで、イノダコーヒに行きたくなる話がつづられており、非常に面白い一冊です。
