本を捨てる
暑すぎて身の危険を感じたので、家にいることにしました。
ずっとやりたかったけどできなかった断捨離をしました。
就職が決まってから社会人1~2年目の間に一気に読みまくった本たちが、引っ越しを経て少なくなってもなお、50冊くらい見つかりました。
本のタイトルを見て、2,3ページ読んで、捨てる。
そんな作業を繰り返していくうちに、いろいろな思いが湧いてきました。
この本を読んだとき、こんなことに悩んでいたよな、とか。
今の自分のこういう考え方って、この本の影響だったのか、とか。
内容だけじゃなく、買った冊数、買ったけど読んでいない冊数、その時期。
本を見ていると、過去の自分の人生の映し鏡のようでした。
本を手放すと、自分から本に書いてある内容がなくなってしまうような気がして、ずっともう読まないけどとっておきたい、という思いがあり、捨てられずにずるずる来てしまっていました。
でも今日は、どこか晴れやかな気分で、過去は過去として、いったん捨てて、頭をすっきりさせてやっていこうと思えました。
結局ほぼ全部捨てたのですが、判断しながら捨てるので、なかなか脳を使う作業でした。
終わってみると、なくなったさみしさより、頭の中が整理されてすっきりした爽快感のほうが多く、捨てることで、逆に得たものを大きい気がしました。
なんでもない灼熱の猛暑日でしたが、また今日を境にフレッシュな気持ちでやっていけそうな節目の日になりました。
とはいえ、明日も明後日も、猛暑日、というは今日という日の記憶が薄れてしまうし、何より暑すぎて危ないので、もうそろそろ落ち着いてほしいな、とエアコンの効いた部屋で思う日曜の夜でした。