現実って結構ドラマティック
映画好きの後輩に泣ける映画を聞いた。ものすごく泣きたい気分だったから。笑いながら後輩はいくつか映画を教えてくれた。
その映画を週末見たけど、ちっとも泣けなかった。正確に言えば、映画自体は感動的で泣ける要素もあったのだけど、自分の感性が沈殿してしまっていて、泣くことができなかった。
なんだか申し訳ない気持ちを抱えつつ、月曜日から仕事をしていた。でも、映画で泣けなかったのに、同僚が取ってくれたあのデータ、先輩が自分を信じて全力で進めてくれているプロジェクト、そのことを考えると思わず涙がこぼれた。
自分を信じてくれてる人を裏切りたくない。何とかこの人たちを勝ち馬に乗らせてあげたい。そんな気持ちになった。
自分が思っているより、現実って結構ドラマティックで、ロマンティック。生成AIで簡単にそれなりのアウトプットができてしまうからこそ、泥臭い目の前のやりとり、生存の実感を逃したくないな、とそんなふうに思った。
キャリア形成とUSBメモリ
昔、ちょっとしたジョークを情報処理の時間に聞きました。
USBメモリをPCから外すとき、
・初級者はそのまま外す
・中級者は取り外し処理をしてから外す
・上級者はそのまま外す
初級者と上級者の振る舞いは同じように見える、というのがUSBメモリの事例から言えることです。
最近、周囲を見ているとキャリア形成でも、こんなことが最近起きています。
・優秀でない社員は何も考えずのんべんくらりんと同じ場所に居続ける
・まあまあ優秀な社員は場所を変える
・超優秀な社員は同じ場所に居続ける
わかっててそれをやっているのか、わからずにそれをやっているのか、大きな違いがあると思います。ちゃんと、1周回ってその考えに行きつく、ということが大事なのではないかと感じています。
一方で、このUSBメモリの例の真理は、
「中級者はいろいろ手間をかけ、上級者は考え抜いて、その行動をするけど、結局行きつく先は何も考えてない初級者と同じ」
ということなんじゃないかとも思っています。
手間をかけたり、考えたりすることは大事。でもそれに疲れたら、時には何も考えずに
過ごしてみても、大枠で考えれば最終的には同じようなところに行きつくんじゃないかな、と。なのでそんなに悩まなくていいんだ、と。
そんなメッセージが、あの情報処理の時間にはあった気がします。(たぶんない)
本を捨てる
暑すぎて身の危険を感じたので、家にいることにしました。
ずっとやりたかったけどできなかった断捨離をしました。
就職が決まってから社会人1~2年目の間に一気に読みまくった本たちが、引っ越しを経て少なくなってもなお、50冊くらい見つかりました。
本のタイトルを見て、2,3ページ読んで、捨てる。
そんな作業を繰り返していくうちに、いろいろな思いが湧いてきました。
この本を読んだとき、こんなことに悩んでいたよな、とか。
今の自分のこういう考え方って、この本の影響だったのか、とか。
内容だけじゃなく、買った冊数、買ったけど読んでいない冊数、その時期。
本を見ていると、過去の自分の人生の映し鏡のようでした。
本を手放すと、自分から本に書いてある内容がなくなってしまうような気がして、ずっともう読まないけどとっておきたい、という思いがあり、捨てられずにずるずる来てしまっていました。
でも今日は、どこか晴れやかな気分で、過去は過去として、いったん捨てて、頭をすっきりさせてやっていこうと思えました。
結局ほぼ全部捨てたのですが、判断しながら捨てるので、なかなか脳を使う作業でした。
終わってみると、なくなったさみしさより、頭の中が整理されてすっきりした爽快感のほうが多く、捨てることで、逆に得たものを大きい気がしました。
なんでもない灼熱の猛暑日でしたが、また今日を境にフレッシュな気持ちでやっていけそうな節目の日になりました。
とはいえ、明日も明後日も、猛暑日、というは今日という日の記憶が薄れてしまうし、何より暑すぎて危ないので、もうそろそろ落ち着いてほしいな、とエアコンの効いた部屋で思う日曜の夜でした。
京都の名店イノダコーヒを読む
京都の珈琲の名店、イノダコーヒ
その三条店で店長を務めたイノダさんの本を読みました。
名店の看板を背負いながら、360度お客さんに囲まれる円卓の中で、いかにしてコーヒーを提供してきたかを学ぶことができます。
イノダコーヒが京都で名店になったのは、京都で一番先にコーヒーを提供したからではなく、戦後の時期に本格コーヒーを提供することができたからで、「人のやらへんときに新しいことをやる」という創業者の思いがあったようです。
このあたりがなんとも京都らしいなあ、と。
他にも、まず自分からお客さんを好きになる、という接客のマインドから名物アラビアの真珠の逸話まで、イノダコーヒに行きたくなる話がつづられており、非常に面白い一冊です。
仕事を前に進めること第一主義
論破しても何も意味ない、むしろ論破したらそんな議論にしてしまった自分の負けくらいに思わないといけない、と感じる今日この頃です。
同じ仕事を何年かやっていると正しいっぽいことを言えるようにもなってきますが、まったくそうじゃないよと。
その正しさなんて、あくまで自分がやりやすい、気持ちよくなれるだけで、別にほかの人の意見でもうまくいくし、正解はひとつではない。むしろ、自分の正解を周りに押し付けることってそれだけは明確な不正解なんじゃないかと思います。
議論は大事だけど、本当に議論すべき内容でもなくて、ただ相手を負かしたい、自分のロジックを披露したい、ということがいかに多いことか、毎日感じます。
認識のずれだけを合わせて、決めることだけ決めたら、長々議論をする必要はなくて、早く実行したいです。
片付けないといけないいけないイシュー、タスクは我々を待っています。
ヨーロッパ旅行-パリ編-
5月末に新婚旅行としてヨーロッパに行っていました。フランス、スペイン、ポルトガルをめぐる現地7泊という長い旅でした。
いろいろなところを訪れて、たくさん写真を撮って、インプットしたものは多いはずだったのですが、いざこうやって振り返ると、何を書いたらよいのかわからない、そんな消化不良を起こしている状態です。
パリの町並みは美しく、でもどこか気取っているかんじ。それはテラス席の多さとか物価とかの影響なのかもしれないですが。歩いている人も小洒落た感じで、「パリへようこそ」とそういっているみたいな。
シャンゼリゼ通りを歩いてみると、日本でも見慣れたブランドばかりなのに、全く別物に見えました。


フランスの国民的炭酸オランジーナをフランスで飲んでみました。街中で買ったら3ユーロくらいしました。高すぎ。

エッフェル塔は全く期待していなかったのですが、思ったよりも鮮やかな茶色とそれが鉄骨の精細な造りを引き立てており、正直にきれいだな、と思いました。

そしてもうひとつ、有名どころですごい、と思ったのはルーブル美術館。作品だけでなく、建物・空間の醸し出すオーラに引き込まれました。

食べたもので印象に残ったのは、フムス、という料理。中東料理でひよこ豆をペースト状にしたものです。はじめて食べた感動がありました。無理やり身近なものに例えるとスパイシーなクリーミーポテトサラダみたいなものでした。

今回、久しぶりの海外旅行だったのですが、長い間、飲み会などもない規則正しい生活をしていたため、恐ろしいほど体内時計は正確になっており、時差ボケがひどかったです。吐き気、頭痛など、眠くなる以上の不調がありました。この時期、ヨーロッパの昼は異常に長く21時くらいまで明るい、というのも体のリズムを乱す原因のひとつだったのかな、と思います。
いまだに体内時計が整わず、ぼんやりした頭で無理やり日本時間で暮らしています。こうやってブログを書きながら、徐々に旅行気分を吐き出して、日常に戻っていきたいな、と思います。
山梨旅行-富士山編-
GWにいった山梨。2日目には富士山周辺を散策しました。
まずは忍野八海。なかなかいい天気。GWの終りかけにいったこともあり、有名どころにしてはやや空いている印象でした。

その後、御坂峠にある天下茶屋に向かいました。ここは太宰治の富嶽百景の舞台になっています。富嶽百景の概要としては、当時傷心していた主人公(太宰本人といわれる)が、御坂峠にある天下茶屋に山籠もりをすることになり、お茶屋さんの人々との出会い、そこから見える富士との出会いを通して、また心に英気を養って再始動していく、というような話です。

山をずんずん上りたどりついた天下茶屋。とてもきれいなところでした。
そこからは、河口湖と富士が見えます。太宰が「おあつらえ向けの富士」と評して当初は好んでいなかった景色です。
昼食として、サザエさん一家も食べたほうとうをいただきました。白みそ風の汁と麺の相性が絶妙でした。

その後、山を下り、河口湖へ。ネモフィラと富士のコラボ。

ラベンダーソフトをいただきました。何味か表現難しいのですが普通においしい。

その後、河口湖をぐるっと一周した後、早めの夕食。有名なほうとうのお店、小作さんに入りました。

お店の名物っぽかったので食べてみた馬のもつ煮。これまたおいしい。

そしていよいよ登場、メインのほうとう。これは豚肉ほうとう、というものです。

肉たっぷり入っています。もちろんかぼちゃもゴロゴロと入っています。プリプリモチモチの麺とみそ&醤油のような汁がマッチして絶品でした。

夕食を終え、ホテルに向かう道。笠雲がずっとあったのですが、とうとうそれが晴れ、山頂が見えました。

ホテルもお安いながら清潔で、リラックスできました。
翌朝、富士山駅前の喫茶店でモーニング。良い雰囲気のお店とおいしいコーヒーとパン。いい気分で帰路についたのでした。

明らかにカロリーオーバーな山梨旅行でしたが、天気もよく、自然の美しさ、ご当地グルメのおいしさを満喫できました。単に自分がほうとうのような具材がごろごろ入った汁ものが好きなだけ、ということもありますが、大満足の山梨旅行でした。
