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PM(プロジェクトマネージャー)の日々

専門知識、スキルとは何か?

僕が入社以来、何度も口にしてきた言葉。「専門知識をつけたい。スキルを身に着けたい」

 

その度に、先輩社員、上司から帰ってくる言葉は「君がいう専門知識って何?」技術に関するもの、業務で使用するソフトに関するもの、そういったことをあげると、一定の理解は得られるものの、「それってそんなに重要かな」といった具合の反応です。

 

プロジェクトマネージャーはマネージャー、という言葉のようにあらゆる業務に精通したスーパーマンが本来やるべき仕事です。浅く広くではなく、深く広くが求められます。ですが、実際は浅く広くいろいろなところの面倒を見る。その仕事をしていて、”専門知識”が身につくのか、と言われれば、疑問は残ります。

 

ですが、最近、同じ質問をずっとし続け、かつ目の前のプロジェクトマネージャーとしての業務をやっているうちに気が付いたのは、簡単に言語化や資格化ができない専門知識がそこにはある、ということです。

 

プロジェクトマネージャーに必要な、組織を動かす力、人にお願いする力、会議を進めるファシリテーション、広い分野を学んでいく力、、、

 

こういった力に特化するのが、プロジェクトマネージャーの専門知識なんだと感じ始めています。

 

スポーツでいうところの、筋肉、柔軟性、体の動かし方など。どんなスポーツにも共通する”専門性”が、磨かれる。それがプロジェクトマネージャーだと思っています。

 

そうはいっても、それを他部門、他社に語るのは難しいです。なので、何か目に見えるもの、言語化しやすい専門性に頼りたくなる気持ちも出てきます。

 

結局は、社内が一番活躍できる場所、と社員に思わせることが会社としては都合がいいので、上司はそういうのかなとも思いつつ、それで活躍できるなら、何も問題ないのでは?とも思いつつ。

 

まずは四の五の言わず3年やってみるとわかることがありそうだな、という感触を持っている、世の中の通説が当てはまる大多数の自分なのでした。