Constant dropping

PM(プロジェクトマネージャー)の日々

新年読書

正月休みです。こういうゆっくりできるときに、自分の人生をどうしたいか、について定期的に考えるようにしています。

 

就職する前に購入し、そのまま実家に置いていた、良さそうな本があったので読み返しました。

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僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと 和田一郎

 

あらためて自分が企業で働いてから読むと、どんな人生にしたいか、考えさせられます。

 

なれる、なれないは別にして、上に上がっていくのはやはり相当な苦労も伴う、サラリーマンとしてお金をたくさんもらうのは本当に大変だな、と感じてしまいました。

 

この本、筆者の背景とか人柄とか、そちらを踏まえて読むことが重要ですが、ここでは会社での立ち居振る舞いに対する筆者の考えを紹介します。

 

前半では、会社という場所でのゲームには全力で参加することで、学びを深めていく。業務も選り好みせず、目の前のことを全力でやるやつは、得るものが違うと述べています。

 

一方で、後半では、どんなに忠誠心や愛着を持って会社のため、身を粉にして働いても、会社はそこまで評価してくれないし、そのときの時代の流れや部門の経営状況が、よほど大きな影響力を持っている、ということが述べられています。

 

つまるところ、会社人として生きたいなら、しっかりと教科書通りのことを「やり切れ」ということを教えてくれています。

 

評価してくれないからがんばるな、ではなく、どうやったらそんな状況の中でも評価されるポジションにいられるかを考えて動いていく必要がある、ということです。

 

他の後悔として、ゴルフをやらなかったことや、自分の信念を貫きすぎたことなどが書かれています。

 

別に今の時代で有れば、普通かもしれませんが、2000年代初頭の大企業であれば、これはかなり大きなことなんだろうな、と想像します。

 

 

感想

課長って大変なんだなって思いました。自分もある程度、マネジメント的なことをやっていますが、最終責任や事業を考えることがない、という意味では、何もプレッシャーなどないな、と思えてきました。せっかくそんな若手なのだから、今から頭を悩ませて土日を過ごさないで、もっといい意味で無頓着に生きればいいなと、ちょっと本書からはそれますが、思いました。

 

それから、勉強しておくことの重要性も述べられています。何か特別なことではなく、日常の業務の中で使っているけど、少し弱点になっているものを意識的に訓練で伸ばしておく、ということが大変勉強になりました。

 

スピーキングを勉強しておくことを実践していきたいと思います。

 

今どきの若者の感想になってしまいますが、出世とは何なのか、考えさせられます。今は目の前のことを頑張りつつも、自立できる状態には近づいていけるよう、毎日の業務への取り組みを見直していかないとな、と今の20代の1時間を大事にしていかないといけないな、そんなふうに思いました。