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PM(プロジェクトマネージャー)の日々

工学部と女子の人間関係

 

工学部で大学院まで行った僕は、画一化された男の友人とばかり、長年付き合っていました。就職してみると、職場には女性も少なからずおり、あの頃の自分が憧れていた環境にも関わらず、現実は甘くないなと、関係性に苦労しています。

 

何か対処法が欲しく、初めてこのような本を読みました。性格、性別など結論や答えのないものについて、答えを出しているかのようなの本に、僕は否定的だったのですが、そもそも、本自体そういうのもので、ある程度、世の中の一般例を知っておくことは、案外役に立つと思い直しました。

 

結論、「女性は選ばれる性であることが根源にある」、ということが本書でのポジションです。

 

外見偏重な世界、それに対する嫉妬、振る舞い、同調など選ばれることに対する強い美徳が、これらの事象の根源になっている、と述べられています。そして、興味深いのは、それはジェンダーとしての女性のみではなく、男性にも、女性しての特質が、少なからず備わっているということ。著者は、女性にあらわれがちな、人間そのものの嫌な特質を、「女」として述べているようでした。

 

僕は女性コミュニティはわからないですし、これで理解できたかと言われれば、ものすごい批判を受けそうですが、僕がひとつ信じているものは、日常や自分の状況に特殊性はそんなにない、ということです。

 

自分は違う、って思っていても、それが世間一般よくある悩みだってことは、これまで何度も経験しました。なので、本書も、一般例という意味で役に立つものでした。

 

そして、僕の中での結論、これからどう行動していくのか。逆説的ですが、本書の内容を無視すること。知った上で、自分が大事にする軸を貫く。そして何か受け入れがたいことがあった時、自分の中の参考文献、経験として、本書の考え方があれば、そう言った状況も乗り越えて行けるのではないかと、思っています。

 

 

女子の人間関係

女子の人間関係